健康増進科学とは、私たちの健康を維持・増進する為の、
科学的根拠に基づいた、理論と方法について研究する学問分野です。
さる10月15,16日、長野県松本市にあるNPO法人 熟年体育大学リサーチセンター(JTRC)の活動を見学してきました。このセンターではインターバル速歩(さっさか歩きとゆっくり歩きを数分間ずつ交互に繰り返す運動)や「熟大メイト」(運動の強度を正確に測って記録できる装置)を開発し、市民の体力の向上に成果を上げています。
訪問当日は年に2回の体力測定の日で、市営体育館では30〜40名のインターバル速歩実践者が参加されていました(写真左;私達も一緒に体験!)。午後からは、いきいき健康ひろば(松本市)の活動の場である「地域福祉ひろば」(この日は、老人福祉センター)に移動して、参加者が2週間分のデータを「熟大メイト」から出力する場面を見せていただきました。その結果をもとに健康増進コーディネーターからアドバイスを受けたり、トレーナーからストレッチ体操など教わっていました。参加者同士やスタッフとの会話も弾み、イキイキとした表情をされていました。
最後に、熟年体育大学を立ち上げた信州大学の能勢先生の研究室にも訪問し、今後は当センターでもこのプログラムを共同で行っていくことが話し合われました(写真右;会議後の記念写真)。金沢でもインターバル速歩をとりいれた健康プログラムを展開していくことが今後の目標です。市民の皆様の参加をお待ちしております。