金沢大学 保健学専攻融合Activity拠点

I. 統括部門、学際協力部門

真田 茂, 粟 正治

I_1.統括部門

 統括部門は,健康モニタリング部門と健康コンサルティング部門が円滑に事業や研究活動できるように支援体制を整えてきた.また,学際協力部門とも協働しながら,地域や企業との連携による健康増進活動について取り組んでた.また,ICT 技術を利用した個人の健康・医療情報の統合化と集約的な管理について,「すこやca」健康情報データベースシステムを提案し構築した.

I_2.学際協力部門

 学際協力部門では,「予防」の枠を越えた新しい「健康増進科学」を学域間で学際的に構築した.健康に関する最新情報や開拓すべき分野を提供することを目的として,人間社会学域,理工学域,医薬保健学域の知財の融合を図り,さらにイノベーション創成センターと共に地域連携による研究および教育を展開した.たとえば,石川県,小松市,および(財)北陸体力科学研究所と連携し,ウオーキングによる地域再生と健康創成事業を展開した.その過程で統括部門とも協働しEBWに関する議論やあらたな学際的共同研究を提案した.たとえば客員教員による,人々の保健行動に関するリテラシーの醸成のためのシンポジウムを開催した.
また教育活動として大学教科目「健康増進科学」を開講し,大学院教科目「保健学研究方法論」の内容に健康増進科学センターの実践と成果を盛り込んだ.また,金沢市内の中学校における健康をテーマとした特別講義などを実施し,健康文化の創出のための啓発活動を地域とともに展開した.

(『健康増進科学センター 活動レポート2012』より抜粋)

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