健康増進科学とは、私たちの健康を維持・増進する為の、
科学的根拠に基づいた、理論と方法について研究する学問分野です。
1. 目的
人々の健康と福祉の向上のための新たな社会基盤を創るには,まずは地域社会(住民,医療機関,行政など)との連携,さらには関連学協会や企業との連携が不可欠である。たとえば医療機関における病室とナースステーションのように,地域社会全体が健康増進機関で,随所に「よろず保健室」が展開するような社会連携を実践する。
2. 内容・課題
1.)石引よろず保健室を拠点とした地域健康活動の実践
2.)在宅・介護領域を対象とした健康情報のクラウドコンピューティングシステムの構築
3.)簡便な健康モニタリング機器の開発と評価
4.)産(地域の企業)官(地域の自治体)学(地域の大学)が連携した健康情報の流通と健康関連機器の研究・開発から事業化への実践。
平成26年度文部科学省 大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(COIビジョン対話プログラム)を人をつなぐツール「自分史の樹」展開プロジェクトとして継承。
事業の成果物である「自分史の樹」を、学生教育、地域社会への成果還元・普及を目指すプログラムです。金沢大学保健学系専攻融合Activity推進事業の取り組みとして、モチーフのように、それぞれのプログラムのゴールに向かってどこまでも高く・広く・深く伸びていきます。
エコー技術を臨床看護のアセスメント技術として普及させる取り組みを、東京大学大学院 真田弘美教授、薮中幸一特任助教らのグループが中心となって始動させました。これに呼応し、本学でも看護学における非侵襲的アセスメント機器である携帯型超音波画像診断装置(ポケットエコー)を用いた実証研究に関するプロジェクトを2014年に始動しました。
本プロジェクトでは、日和見感染症の実態について詳細な臨床疫学調査を行うと共に、得られたデータを集積し日和見感染症ライブラリー(ビッグデータ)を作製します。そして、ライブラリー情報を用いて、上記感染症発症における微生物側及び宿主側双方に関連した総合的な病因解析をすすめ、各種日和見感染症発症のメカニズムを明らかにします。
(平成28-29年度金沢大学戦略的研究推進プログラム「先魁プロジェクト【本格研究】異分野融合型」研究課題)