金沢大学 保健学専攻融合Activity拠点

自分史の樹プロジェクト
「自分史の樹」の使い方

自分史の樹プロジェクト

“自分史の樹”の問いかけに答えていく方法は、まずは一人で書き上げる方法と、グループで話し合いながら書き上げる方法の2通りを想定しています。どちらにしても、出来上がった“自分史の樹”を紹介する(見てくれる)人がいることが必須条件です。対象の特徴によって方法を選択します。

1、2通りの使い方

1)まずは自分一人で書き上げる方法
・“自分史の樹”の用紙と筆記用具を準備します。
・“自分史の樹”の問いかけに、最初は一人で書き込みます。
・書き込んだ後、それを紹介します。
・紹介された人は、プラスの反応を返します。
(一人で内面を深掘りしていくのが好きな方に向いています)

2)グループで書き上げる方法
・大きめの“自分史の樹”の用紙と付箋紙、筆記用具を準備します。
・ファシリテータあるいはグループのリーダを決めます。
・ファシリテータあるいはグループのリーダが、“自分史の樹”について説明します。
・ファシリテータあるいはグループのリーダが、問いかけをします。
・グループメンバーが、問いかけごとに付箋紙に答えを書き張っていきます。
・この方法は、プロセスが、お互いの刺激になり,連想により思い出を引き出すことができます。
・メンバーは他の人の答えに、関心のあることを表現します。
(内面を一人で深掘りしていくのはしんどいという感覚を持たれる方もいらっしゃいます。みんなでわいわいお喋りをしながら,楽しく自分を振り返るための方法です)

2、使う対象

人とのつながりは、自分からつながることがありますが、周囲の人が「見つけてくれる」つながりもあると感じます。“自分史の樹”は、自分の再発見と、人に紹介する時の少し変わった名刺代わりとして使える道具です。

1)高齢者
“自分史の樹”は、高齢者の方が社会に貢献しているという充実感と、社会から求められている実感を得ることができれば、地域で元気に過ごせるのではないかという発想から検討を開始して出来上がったものです。したがいまして、高齢者の方々に使っていただくのが本来の使い方です。
2)そのほか
“自分史の樹”の活用は、まだ日が浅く、どのような方に使っていただいたら効果的なのかは、未知数のところもあります。皆様にお使いいただき、感想をお寄せいただきましたら幸いです。
お使いいただくときは「金沢大学保健学系作成“自分史の樹”」と明記していただきますようお願いいたします。

文章作成者:稲垣美智子

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