金沢大学 保健学専攻融合Activity拠点

保健学に役立つエコープロジェクト
安全な採血のための血管アセスメント教育技法の開発

看護に役立つポケットエコーを用いたアセスメントプロジェクト

安全な採血のための血管アセスメント教育技法の開発

リーダー 須釜淳子、正源寺美穂

背景

採血技術の困難点として、以下があります。


  • 採血;侵襲のある看護技術であり、失敗は繰り返せない技術です。

  • 従来法;血管を触診し走行と深さを確認の上針の刺入部位と挿入の長さを決定します。

  • 目視可能な血管;血管の走行はわかりますが血管の深さは、経験値に頼ることになります。

  • 目視不可能な血管;走行と深さを共に看護師の経験値に頼ることになります。

  • 学生;初心者であり触診を採血技術に活かすことは難しいです。

プログラムの目的

超音波診断装置を用いた安全な採血のための血管アセスメント教育技法を開発します。

使用3機種モバイルエコーNoblus、Mylab5, 模擬血管による採血練習の様子

結果

血管の走行や深さがわかり、誰もが針の刺入部位と挿入の長さが推察可能な安全な採血を遂行するエコーによるアセスメント法の教育効果を、触診・視診による従来法と比較しました。学生の採血技術修得に効果があるとわかりました。今後、イメージング画像と穿刺技術をリンクさせるためのツールを開発していきます。

超音波診断装置(エコー)による血管アセスメントの様子, MyLabエコー画像

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