リーダー 須釜淳子
周囲径や外観評価では、重症度評価・ケア効果評価が困難
浮腫評価のためにPUDに求められる精度の条件(リンパ浮腫患者病期ISLⅡ期)
1. 皮下組織を同定できる:真皮下端・深筋膜の同定
⇒高性能型エコー(SUD)とPUDは、体型に関わらず
真皮下端・深筋膜の同定一致率100%(健康成人上肢102肢対象)
2. 重症度評価に関連する患肢・健肢の皮下組織厚の違いを検出できる:
皮下組織厚をSUDと同様に測定
⇒PUDは高性能型エコーとで、体型に関わらず高い併存妥当性
(健康成人上肢102肢対象, r=0.93, p<0.0001)
3. 重症度・効果評価に関連する内部性状を観察できる:
浅筋膜・脂肪形態・内部均一性の描出
⇒PUDでは、SUDより浅筋膜・脂肪形態が見えにくく、内部均一性の評価は困難
リンパ浮腫評価に必要な内部性状評価のための条件設定・機能改善への検討